24日、12月定例会の最終日を迎え、各議案、陳情等を採決し閉会した。

 

共産党や一部の一人会派が予算案に反対したが、前にも述べた通り、無責任なパフォーマンスは厳に慎み、修正案ぐらい上程するのが議員としての責務であろう。

 

次に、陳情第102号「島根原発の新規制基準適合性審査」に関する情報公開と住民説明会を求める陳情について、委員会では可否同数で委員長採決により採択されたが、本会議では不採択となった。

 

次に、陳情第99号「原子炉の再稼動に反対し、原子力に頼らないエネルギー政策の転換」を求める陳情について、これも委員会で可否同数となり委員長採決により継続審査となっていたが、本会議で否決され委員会へ差し戻しとなった。

 

本会議では、共産党議員が異例の継続審査の賛成討論を述べたが、姑息な言い訳は見苦しい限りで、堂々と陳情に賛成すれば政治信念だけでも守れただろうに、なんとも無様の極みであった。

 

差し戻しの委員会では、継続審査に賛成していた一人会派が一転反対に回り、委員会で不採択となり、その後の本会議でも不採択となった。

 

次に、陳情第104号、106号の特定秘密保護法に反対する陳情の主旨採択を受け議員発議で、「特定機密の保護に関する法律の廃止又は抜本改正を求める意見書」が提出された。

 

ここでも共産党議員が賛成討論を行ったが、そもそも抜本改正とは法自体の必要性を認める事となり、法律の廃止を求める共産党とは相容れないもので、県議会と真逆な対応に毎度の事だが政治信念の欠如を感じた。

 

この点の認識と抜本改正の中身について質疑しようとも思ったが、既に結果は見えており、自民党の支部役員も同調し、反対議員の退席まで仕組まれ用意周到に数合わせがされていた。