16日委員会が開かれ、議案、陳情等の審査を行った。 議案審査では公会堂の使用料改正の条例について、特に、食堂施設の使用料の設定に関して質疑があった。

 

自治法の改正に伴い、行政財産に関して従来の使用許可から貸付制度へ見直しが図られているが、建物は前面リニューアルされても条例等の制度は旧態依然である。

 

米子市のランドマーク、中心市街地の賑わいの拠点と位置付けられた公会堂の飲食スペース50㎡が、月/36450円の賃借料で、周辺の賃貸条件と大きな開きがある。

 

行政財産の使用条例の見直しに関して、今後の課題との答弁であったが、使用条例では賃貸に関して単年度契約となっており、内装・設備を負担する事業者に対し、契約条件としても矛盾している。

 

既に業者選定も終わり個別協議に入っているとのことだが、様々な問題もある中、以前からの指摘にも耳を傾けず、先送りする姿勢は如何なものかと感じた。

 

次に、小中学校のエアコン設置の陳情について、市内の全教室に設置した場合、約20億円必要との事で、特に必要が認められる場合に限り、設置を検討するとの答弁であった。

 

共産党委員から、生徒の安心安全の観点から賛成の意見が述べられ、採決の結果、不採択となはなったが、大垣住宅の建て替えも合わせ、一度、財源について考え方を聞いてみたいものだ。