ベスト8最後の一戦、イタリアvsイングランドは、0-0で両雄一歩も譲らず、正に死闘と言うに相応しいゲームを展開し、延長でも決着がつかずPK戦に突入し、4-2でイタリアが勝利した。
0-0のスコアーだったが、ゲームを支配し攻め立てるイタリアに対し、引いて守りながらルーニー、キャロルの2トップを中心に、カウンターで応戦する見応えのある内容であった。
PK戦を征した理由はいろいろあると思うが、私は、前回、PK戦でスペインに破れた悔しい思いからか、円陣を組んで気合を入れ直した点、PKで先攻されたにも拘らず、落ち着き払ったピルロの技ありPK、世界NO1キーパーのブホンのオーラ、以上3点を挙げたい。
敗れたイングランドだが、交代の最後の1枚を、足をつっていたジェラードに使わなかった。 それ以上に彼のチームにおけるキャプテンシーに賭け、見事にPK戦に持ち込んだ采配とチーム力も称賛に値する。