24日、西部広域議会の2月定例会が開かれ、一般質問に立った。 毎議会、質問者は少なく、今議会は私一人であった。 

 

西部広域議会の議員は、米子、境港市以外の町村は、議長が議員として出て来ている。 その関係があるのか無いのか、誰として質問する議員はいない。

 

この様な単に当局提案の議案を、追認するだけの議会であれば、制度上設置しているだけで、全く持って税金の無駄である。

 

以下、私の質問原稿だが、最終処分場の問題は、自治体の基幹事務でもあり、遅々として進まないこの課題について、各首長も危機感を持って取り組む必要がある。

 

西部広域行政管理組合議会 24年2月定例会 質問原稿 野坂道明

 

     一般廃棄物最終処分場の延命化の取り組みについて

1、延命化の取り組み状況について尋ねる。

2、延命化の手法について、具体的にどの様な調査・研究をしているのか。

{追求}

一層の現容効果が得られるよう努力するとの事だが、具体的には排出抑制、スラグ化とその資源化以外は、何も取り組んでいないとの理解で良いのか。

3、延命化対策として、最終処分場再生事業があるが、活用の検討はしたのか。

{追求}

1、再生事業の概要について尋ねる。

2、民間施設なので交付金の対象にはならないとの事だが、具体的に国に要望したのか。

 

     溶融施設の現状と今後の課題について

1、 焼却灰の搬入量の減少に伴い、スラグ化出来ない不燃残渣が増加しており、最終処分場に数千トンもの不燃残渣が仮置きされ、年々増加していると聞くが、経緯について尋ねる。

{追求}

可燃ごみ焼却灰の減少との事だが、下水道汚泥の焼却灰の影響はどの程度あるのか。

2、 この件について、どの様な対策を採るのか。

{追求}

  埋め立て対象物なので適性に処分されるとの事だが、何故、適性に処理されず山積みされているのか。

3、 28年度以降の可燃ごみ処理計画を踏まえ、溶融施設の稼動について、最終処分場の影響について、どの様な対策を考えているのか。

{追求}

  地元対策委員会と協議中として一切示さないのだが、本来、承認後の処理方針も示した上で要請するのが誠意ではないのか。 仮に、計画に同意が得られなかったらどの様に対処するのか。

     一般廃棄物最終処分場建設に関する調査・研究について

1、建設可能な地域について、どの様な調査・研究をしてきたのか。

{追求}

  具体的に取り組んでいないとの事だが、埋め立て期間が10年も無い現状において、危機感が全く無い。 昨年、本会議でもこの点について厳しく指摘したが、何故、取り組まないのか。

2、建設予定地が確保出来ない場合、どの様な対応が考えられるのか。

{追求}

1、仮に、建設予定地を確保できても、供用開始まで最低10年は必要との答弁であったが、矛盾しないのか。

2、産業廃棄物最終処分場の整備計画について、どのような情報を有しているのか、またはどの様な関与があったのか。

3、一般廃棄物の最終処分場としての検討はしたのか。 また、合わせ処理を含め、今後の可能性はあるのか。