9月22日委員会が開かれ、議案3件について審査した結果、全て可決としたが、予算審査の総括質疑で指摘した、市営上福原住宅の外壁修繕費について、複数の委員からも厳しい指摘があった。

この2000万円にも上る修繕費は、補正予算要求の査定状況書を見ると、「住宅の老朽化に伴なう建物損傷の内、早急に修繕が必要になった」と書いてある。

2000万円にも上る多額な費用と、老朽化に伴なう建物損傷で、コンクリート片が突発的に剥離して落下したとの説明は、極めて不自然である。

更に説明を求めると、突発的に剥離する物は予見不能であり、普段からの適切な点検と維持管理は実施しているとの回答であったが、この様な苦しい言い訳を並べれば、虚偽の報告と言われても仕方ないものである。

何故、虚偽報告に等しいのかは、予算審査の総括質疑のブログで詳しく述べているが、問題は、この様な補正予算が担当課から要求され、総務部長査定、市長査定を通って、何事も無く議会に上程される点にある。

適当な説明をしておけば、議会は通るとでも思っているのだろうか。 議員、議会に対する当局の姿勢が垣間見れる。

幸いに事故には至らなかったが、場合によっては重大事故に繋がりかねない事例であり、今後二度と起こさない為にも、所管課だけでは無く、市長を始めとする幹部職員全員が、深く反省しなければならない。

そして、予算を議決する我々議員も、無用な天下・国家の空論等、無意味な演説は止め、議決機関としての責任を自覚し、予算審査に当たらなければいけないと痛感した。