がいな祭りに合わせ実施された、米子城壁ライトアップも無事終了した。 今年の米子城壁は、周辺に生い茂っていた雑木を伐採する事が出来たので、城壁全体がライトに浮かび上がり壮観であった。

そもそも城壁周辺の雑木は、長年放置されてきた影響で、根が石垣まではびこり、このまま放置すれば石垣の保全は言うまでも無く、崩落の危険性も指摘されていた。

文化財保護の観点から、或は安全の観点からも適切な維持管理は、文化庁も求めるところでもあり、米子城ライトアップに関係なく、米子市で適切に実施されなければならない。

その意味において、石垣周辺の雑木の伐採は、予算上の問題もあり、むしろ放置されてきたと言うのが実情で、見かねた西部建築士会や夢蔵等の団体が、中心となって清掃活動に汗を流してきた。

清掃活動後の美しい米子城の石垣を、一人でも多くの市民に見てもらおうとの発想で、実施されているのが米子城壁のライトアップである。

樹木を伐採したとの批判があるようだが、ライトアップのために、わざわざ雑木を伐採に行く様な暇人は、私の知る限り一人もいない。

安易に批判する前に、活動の目的を知るべきであり、それほど米子城に愛着があるのなら、活動に参加して環境美化に汗を流す事をお勧めする。