6月24日、委員会が開かれ、議員定数の削減幅に関して議論したが、削減は必要ないとか、削減に当たっての理念は?とかの意見が未だに出る始末である。

委員会を設置して一年間、議論の進展は全く見られない。 この間、各会派が提出した削減案は0~8だが、何れの会派も削減に関して、市民の声を根拠にしている。

それならば実体の無い市民の声より、市民アンケートを実施して、より的確な市民の声を聞くべきと提案したが、議論すらされずに黙殺された。

それどころか、市民との意見交換会を開き、多くの声を聞くべきとの提案がでてきて、これにはさすがにあきれ果てた。 仮に意見交換会を開催するとすれば、そこに集まる市民の声は一般的と言えるのか。

市民アンケートが最良とは言わないが、少なくても一般的で平均的な市民の声を把握するには、より有効であり、議員や議会に対して、遠慮の無い市民の声が聞けるだろう。

市民アンケートを実施すれば、大変厳しい意見が寄せられる事になると思うが、それから逃げずに向き合ってこそ、議会の改革は進展すると考える。

また、削減数に関しては、この委員会で集約するのは無理との、委員長の発言があったが、そうだとしたら、特別委員会の設置目的が失われる。

議論を尽くし、最後は一つに集約してこそ、設置目的の求めるところであり、それに向けて議事整理していくのが委員長の責務と言え、その適任者として選任されている。

今後の委員長の手腕に期待したいところだが、採決を求めても応じずに、委員長の権限の中で、独善的に運営するのはいかがなものか。