5月22日,ホームでの水戸ホーリーホック戦は、惜しくも勝利は逃したものの、ホーム戦で負けないと言う点では評価したいのだが、気になるのは2659人の入場者数である。

私が予てより気にかけていたのが、この入場者数の問題で、それは米子市周辺の圏域人口、60万~80万人に比べ、鳥取市の圏域人口が30万人程度しか無い点にある。

これからガイナーレがJ2を維持して行く為にも、更に上を目指して行くにも、そして鳥取県の活性化の為にも、重要なキイポイントだと私は思う。

この様な観点から見ても、西部圏域での開催が不可欠であり、最適地は交通の要衝である米子市のどらドラパーク競技場と言うのが我々の提案である。

以前、ファジアーノ岡山を視察した際に、ガイナーレとの対戦は伯備線で往復できる事から、伯備線ダービーと位置づけ、鳥取VS岡山のガチンコ勝負で、盛り上がる事請け合いと話した事を思い出す。

米子駅や東山駅で降りた対戦相手の多くのサポーター達が、競技場に向けて詰め掛ける。 試合が終われば、帰りの電車まで、米子のまちで飲んだり食べたり。

これらを実現する為の競技場や駅、まち等の都市機能・基本的インフラは全て持っている。 しかも、一番大事なJチームも持っている。 足りないのはほんの僅かな整備問題にすぎない。 殆どを持たない地域からの挑戦に比べれば、我々は恵まれている事に気付かなければいけない。