11月25日開かれた全員協議会で、市長から公会堂存続の方針が示された。 存続の方針決定は既に新聞報道がされており、ボートピアの時もそうであったが、緊張感の欠ける議会報告となった。 何時もながら当局の情報管理は無いに等しいのではと疑問を抱く。

何はともあれ当局の方針決定が示されたので、次は議会の判断が求められる。 その主戦場は12月定例会であろう。 公会堂の存続を求める陳情審査の賛否で議会の意思を示すと、当初思っていたのだが、加えて12月定例会には、現在、執行保留になっている図書館・美術館整備予算を全額削除する減額補正が組まれ、同時に同額の新しい予算が債務負担行為で上程されている。

簡単に言えば、図書館・美術館予算を議会の議決の重みと主張した執行保留の付帯決議ごと消滅させて、新たに同額の図書館・美術館予算を上程し、改めて議会の意思を問い直すということである。 債務負担行為とは、仮に予算が可決されても今年度内に事業が完了しないので、事前に年度をまたがる議会承認を得る行為である。 12月定例会で可決されれば、早ければ年内の入札手続きが可能となり、半年程度遅れると予想された事業が3ヶ月程度の遅れで済むことになる。

しかし、この当局の挑戦には大きなハードルがある。 つまり15名の議員が、付帯決議で求めた公会堂の存廃の市民合意を得ないまま、そして議決の重みの付帯決議ごと葬り去る予算案に、常識的に考えれば賛成することは出来ないと言う点であろう。 そう言えばこの付帯決議が可決された9月定例会で、賛成議員から、我々は同床異夢だとの声が上がった。 確かに、「同じ床で違う夢を見ながら一つの行為をする・・・・・」言いえて妙だと感じたものだ。 いずれにしても、今の米子市議会は何が起きても不思議では無い。 市民の皆様の関心が高ければ高いほど議会は活性化し、質も向上すると私は考えている。 来る12月定例会を是非とも注目していただきたい。