2016-01-23-13-06-3324日、隠れたる名城「米子城」ーその価値と魅力に迫るーをテーマにシンポジウムが公会堂で開催された。

会の冒頭、主催者を代表して挨拶する野坂市長。数十年ぶりの大寒波が襲来する中、700名もの来場者に対し感謝の言葉を述べた。















2016-01-23-13-15-56初めに、第1部の基調講演は、文化庁主任文化財調査官の佐藤正知氏が、「史跡整備と活用についてー米子城を活かすー」をテーマに、文化財保護の意義について熱く語った。









2016-01-23-14-16-05続いて、滋賀県立大学教授で城の第一人者、中井均氏が、「米子城のここがすごい!ー史跡を活かしたまちづくりー」をテーマに基調講演を行った。

子どもの頃からの城好きが高じて研究者となっただけに、話の端々からも米子城に対する思いが、ひしひしと伝わる講演であった。






2016-01-23-15-15-56第2部のパネルディスカッションは、鳥取県埋蔵文化財センター所長の中原斉氏をコーディネータに、米子高専助教授の金澤雄記氏と米子市山陰歴史館館長の国田俊雄氏を加えて行われた。

それぞれの立場は違うにせよ、異口同音に米子城の価値と魅力が語られた。






2016-01-23-16-55-01シンポジュウムの終了後、楽屋に佐藤氏を訪ね、米子での再会を喜び合うと共に、暫しの間、米子城談義を交わした。

佐藤氏とは、市議会時代から数えて4度目の面談となるが、米子城に対する熱い思いと信念は、当時から些も変わる事は無い。





米子城の歴史的。文化的価値と活用については、昨年の11月県議会の一般質問でも述べているので詳細はブログをご覧いただきたいが、これからの国のあり方は、今迄の量を追い求めた拡大基調から持続可能な質的充実が求められており、米子人特有の近視眼的価値観を見直す時にあると感じた。