22日、美保関沖事件で沈没した旧日本海軍の駆逐艦「蕨」の水中調査中間報告会に参加した。
水中調査チームの九州大学の菅教授が、調査概要について報告した。
報告会を主催した「美保関沖事件慰霊の会」の大原会員から、昨年と今回の調査結果について説明があった。
今回の水中調査は境港市のジョイマリンが協力して水中探査を行った。
マルチビームソナーで蕨と思われる物体を測量した結果、残された関係資料と一致した。
その後、水中ドローンを推進180m近辺まで潜水させ、沈没した蕨の後尾船体の撮影に成功した。
(写真は蕨の砲身部分)
昨年集めたデータを基に作成された蕨の前頭部の3D画像。
昭和2年、美保湾沖で行われた連合艦隊の夜間演習は日本海軍最大の衝突事故を引き起こし、119名もの尊い命が犠牲となった。海の八甲田山とも呼ばれるこの事件が美保湾沖で発生したことを知る人は少なく、境港市の台場公園の慰霊塔が物言わずひっそりと佇んでいる。
美保関沖事件慰霊の会の皆さんの地道な活動が、昨年今年と実施された水中調査事業に結びつき、戦艦大和の発見に次ぐ全国でも例のない民間人による発見に繋がった。
後はこの偉大な発見を如何に後世に伝え歴史的財産としていくか。国や自治体の手腕も問われている。
水中調査チームの九州大学の菅教授が、調査概要について報告した。
報告会を主催した「美保関沖事件慰霊の会」の大原会員から、昨年と今回の調査結果について説明があった。
今回の水中調査は境港市のジョイマリンが協力して水中探査を行った。
マルチビームソナーで蕨と思われる物体を測量した結果、残された関係資料と一致した。
その後、水中ドローンを推進180m近辺まで潜水させ、沈没した蕨の後尾船体の撮影に成功した。
(写真は蕨の砲身部分)
昨年集めたデータを基に作成された蕨の前頭部の3D画像。
昭和2年、美保湾沖で行われた連合艦隊の夜間演習は日本海軍最大の衝突事故を引き起こし、119名もの尊い命が犠牲となった。海の八甲田山とも呼ばれるこの事件が美保湾沖で発生したことを知る人は少なく、境港市の台場公園の慰霊塔が物言わずひっそりと佇んでいる。
美保関沖事件慰霊の会の皆さんの地道な活動が、昨年今年と実施された水中調査事業に結びつき、戦艦大和の発見に次ぐ全国でも例のない民間人による発見に繋がった。
後はこの偉大な発見を如何に後世に伝え歴史的財産としていくか。国や自治体の手腕も問われている。