
先ず市長選に関して、選対委員会では、境港支部の佐名木氏、伊達氏2名の推薦申請に反対し、「佐名木氏の自民党での実績を重視すべき」、「首長選挙だから推薦は1名に絞り込むべき」、「同じ支部から2名の推薦申請は不適切」等々の意見が県議を中心にあった。
近い仲間を応援したいとの気持ちは理解するところだが、1名に絞り込むことは1名を排除することであり、当然のことながら、それに見合うだけの合理的な根拠が選対委員会には求められる。
公認なら話は別だが、複数推薦は規約上何ら問題もないし、実際に過去においても実例があり、2名推薦とした支部の決定を覆すだけの理由には当たらない。
伊達氏は他党からの支援を受け野党に近いとの批判もあったが、平井知事もそうであるように首長選挙とはそういうもので、地元紙が保守分裂選挙と報道するように、それが一般的な世間の見方であろう。
数々の功績を残しながら4期16年の中村市政が幕を下ろそうとしているが、真の地方創生に向けて境港の果たす役割や課題も多くあり、今まさに大きな荒波を乗り超える新しい力が求められている。
自民党鳥取県連が推薦した候補者が正々堂々と政策を戦わせ、境港市民の政治への関心を呼び起こすと共に、光り輝く境港市の発展に繋げていただきたい。