次にJETROホーチミン事務所を訪ね、滝本所長からベトナムの経済・歴史概要やホーチミン市近郊のビジネス情報について説明を受け意見交換を行った。
次に2年前に開店した高島屋ホーチミン店を視察した。
一日3万人が訪れ急成長するホーチミン経済を象徴する場所となっていた。
食品売り場で価格を確認すると、日本と同等かそれ以上の価格帯で売られている物もあり、ホーチミン市近郊のアッパーミドルの増大を物語っていた。
2017年7月現在、844,5万人と言われるホーチミン市の人口だが、ベトナム最大の経済金融拠点だけあって人口流入が激しく、実際には1300万人程度とも言われている。
ホテルの近くには、ビテクスコ・グループ所有の高さ265.5メートルの地上68階・地下3階建で、設計Carlos Zapata Studio、施工ヒュンダイE&Cが担当した超高層ビルがあり、賃貸オフィスや会議場・商業施設・展望台・ヘリポート等で利用され,ている。
ホテル20階の展望ラウンジから眼下のサイゴン川を眺めると、リバーサイドには高層ビル群が林立し急成長を遂げるベトナムを実感した。
24日、最初に来春から日本留学生を受け入れる米子松蔭高校の提携先の一つ、「べト・ラボ日本留学センター」を視察した。
日本の大学や専門学校への留学を目指す学生達だが、皆が元気で明るく、意欲的に日本語の習得に励んでいた。
クーン代表からセンターの運営や学習プログラムの概要について説明を受け意見交換を行った。
次に平成29年鳥取県が開催した、「ベトナムへの食品輸出商談会」にも参加した日本食品の取り扱い商社、「AKURUHI GROUP」が経営するスーパーマーケットを視察した。
坂下セールス担当とヅウィCEOから企業概要や日本食品の販売状況について説明を受け、県産品の販売等について意見交換を行った。
次に平成28年開催の「鳥取グルメフェアー」の会場にもなった、㈱イートファクトリーが経営するホーチミン最大の日本食レストラン、「満マルホーチミン」を視察した。
鳥取駅前、米子駅前の「大阪新世界 山ちゃん」でもお馴染みのイートファクトリーはホーチミン市に2店舗出店しており、鳥取県食材の活用について意見交換を行い、夕方、次の視察地ハノイに向けて国内線に乗った。
25日、初めに「ベトナム公衆医療大学」内のJIS人材開発株式会社の本社事務所兼教育センターを視察した。
来春開校予定の城北日本語学校は鳥取市や地元経済団体等と連携してベトナムからの高度人材を受け入れる事業を実施している。
JIS人材開発株式会社は提携する現地ベトナム留学生送出機関の一つで、日本語を学ぶ学生たちの眼差しは真剣そのものである。
続いて隣接の同大学の「医療センター」を視察。
介護留学を目指す学生が日本製の器具でトレーニングを行い、日本の介護技術等の習得する。
次にホアン・ロン人材派遣株式会社を視察した。
1999年にベトナム社会主義共和国の労働傷病兵社会省から事業認可を受け、その後、オーストラリア、中東、ロシア、アフリカ等へ約2万人の技能実習生を派遣している。
日本語の学習風景だが、2012年からは日本事業部を本格稼働させ、日本企業へ勤勉なベトナム人技能実習生を送り出している。
次にハノイ市人民委員会を表敬訪問し、ディン外務局長や労働局長他と、ベトナム人研修生や留学生の受け入れ問題を中心に意見交換を行った。
ベトナムは共産党の一党支配体制で、地方行政を担うのが人民委員会となっており、極めて官僚主義が強固なお国柄で、駐車場には黒塗りの高級車が並んでいた。
次にJENTOハノイ事務所を訪ね、査証緩和と個人所得の増加に伴い大きな成長が見込まれるベトナム人誘客の現状について調査した。
高橋所長からは、日本へのインバウンド・ツーリズムのプロモーションやマーケテイングについて説明を受け、鳥取県の課題と可能性について意見交換を行った
夜はベトナム労働・傷病兵・社会問題省海外労働局のリエム副局長やハノイ市友好団体連合会アン副議長、ベトナム国元首相(チャン・ダイ・クアン氏)のご親戚のリエン氏他を囲んでの夕食懇談会に臨んだ。
会場の「Nam Phuong」は、2006年11月17日~20日にAPEC首脳会議出席及びベトナム公式訪問でハノイを訪れた際、安倍総理とベトナム大統領が会食したベトナム料理の名店である。
ハノイ市友好団体連合会のアン副議長と鳥取県での再会を期して固い握手を交わし夕食懇談会を終えた。
22日の成田での前泊で始まったベトナム視察も明朝の帰国便に乗るだけとなり、ホテルに帰って荷造りをした。