日本は世界に類を見ない程の速度で高齢化しており、従来のような若者の労働が高齢者を支える社会構造の継続は困難になりつつある。一方、定年後も働きたいという意欲を持ったシニアも増加しており、檜山講師はシニア労働力をマッチングする「高齢者クラウド」の研究開発に取り組んでいる
檜山敦講師は、複数人で1人分の仕事を行う「モザイク型就労」を提案し、時間を組み合わせるタイムシェアリング就労、遠隔操作ロボットやVRによる遠隔就労、複数人のスキルを組み合わせるバーチャル人材合成の3種類を唱えており、先の3月定例会で私が採り上げたテーマでもある。
研究室には様々なAIロボットやVR装置等が所狭しと並んでいたが、その中で初期のセグウェイを見付けたので理由を聞くと、檜山講師のキャンパス内の移動用とのことで、早速、指導を受け室内を走り回った。
働き方改革の中で、高齢者就労も含め多様な就労スタイルが議論されているが、森・加計・セクハラ問題で吹っ飛んだ感がある。
急速な少子高齢と人口減少に向かい、この数年で軌道修正しないと、鳥取県は勿論のこと日本の明るい未来は描けないと痛感した。