27~29日の日程で、「森林・林業・林産業促進議員連盟」の視察を行った。
27日、日高町の和歌山県森林連合会御坊共販所で、木質バイオマスの利活用について、日高町役場企画政策課の西室長他から説明を受けた。
御坊共販所では、製材過程で発生するバークやおが粉、また町内森林から発生する林地残材を原料に、全国初の燃焼効率の良い微細な木質パウダーを製造している。
木質バイオマス微細粉製造設備による製造工程を説明をする、設備メーカーの㈱バイオマス・プロダクツの篠宮社長。
木質パウダーはプラスチック原料としても利用可能で、地球温暖化防止に貢献するとして注目が集まっている。
微細な木質パウダーは液体や気体燃料の燃焼に近く、現在の廃棄物燃焼方式とは異なり本格的なエネルギー利用が可能となる。
現在、町内3カ所の温泉施設において、重油等の代替燃料として利用されており、木質パウダーボイラーが設置されている内の一つ、「きのくに中津荘」を調査すると共に宿泊した。
翌28日の午前中は、和歌山県林業試験場で農業用ビニールハウスを活用した「低コスト簡易木材乾燥システム」について、木材利用部の井戸部長他から説明を受けた。
和歌山県では約6割が未乾燥か天然乾燥材で、乾燥材の増産が急務となっており、温暖な気候を活用した太陽熱利用木材乾燥の実用化を目指し、実験用ビニールハウスで実証実験を完了した。
午後から三重県に移動し、三重県伊勢庁舎で低コスト造林推進事業について、伊勢農林水産事務所の前田所長他から説明を受けた。
低密度植栽を推進することで、植栽から育林までのトータルコストを抑え、森林所有者の主伐意欲を喚起し、素材生産量の増加や活性化を目指している。
低密度植栽は保育作業手間が軽減されることから、密植時と比較すると原木の販売収入は減るが、保育経緯費の削減から結果的に収益増が見込まれている。
本来、視察地での宿泊が基本だが、福山雅治のコンサートと重なり隣の松阪市での宿泊となった。
ここまで来たらお伊勢参りと早起きして伊勢神宮に参拝した。
朝の伊勢神宮は凛とした空気に包まれており、外宮の豊受大神宮、多賀宮、土宮、風宮を巡り、神楽殿で御神札を頂き伊勢神宮を後にして帰路に着いた。
国土の7割を森林が占める我が国において、日本人は木とともに歴史を紡いだと言っても過言では無いだろう。社会全体がパラダイムシフトを迎える中で、木そのものの価値を考え直す視察となった。
27日、日高町の和歌山県森林連合会御坊共販所で、木質バイオマスの利活用について、日高町役場企画政策課の西室長他から説明を受けた。
御坊共販所では、製材過程で発生するバークやおが粉、また町内森林から発生する林地残材を原料に、全国初の燃焼効率の良い微細な木質パウダーを製造している。
木質バイオマス微細粉製造設備による製造工程を説明をする、設備メーカーの㈱バイオマス・プロダクツの篠宮社長。
木質パウダーはプラスチック原料としても利用可能で、地球温暖化防止に貢献するとして注目が集まっている。
微細な木質パウダーは液体や気体燃料の燃焼に近く、現在の廃棄物燃焼方式とは異なり本格的なエネルギー利用が可能となる。
現在、町内3カ所の温泉施設において、重油等の代替燃料として利用されており、木質パウダーボイラーが設置されている内の一つ、「きのくに中津荘」を調査すると共に宿泊した。
翌28日の午前中は、和歌山県林業試験場で農業用ビニールハウスを活用した「低コスト簡易木材乾燥システム」について、木材利用部の井戸部長他から説明を受けた。
和歌山県では約6割が未乾燥か天然乾燥材で、乾燥材の増産が急務となっており、温暖な気候を活用した太陽熱利用木材乾燥の実用化を目指し、実験用ビニールハウスで実証実験を完了した。
午後から三重県に移動し、三重県伊勢庁舎で低コスト造林推進事業について、伊勢農林水産事務所の前田所長他から説明を受けた。
低密度植栽を推進することで、植栽から育林までのトータルコストを抑え、森林所有者の主伐意欲を喚起し、素材生産量の増加や活性化を目指している。
低密度植栽は保育作業手間が軽減されることから、密植時と比較すると原木の販売収入は減るが、保育経緯費の削減から結果的に収益増が見込まれている。
本来、視察地での宿泊が基本だが、福山雅治のコンサートと重なり隣の松阪市での宿泊となった。
ここまで来たらお伊勢参りと早起きして伊勢神宮に参拝した。
朝の伊勢神宮は凛とした空気に包まれており、外宮の豊受大神宮、多賀宮、土宮、風宮を巡り、神楽殿で御神札を頂き伊勢神宮を後にして帰路に着いた。
国土の7割を森林が占める我が国において、日本人は木とともに歴史を紡いだと言っても過言では無いだろう。社会全体がパラダイムシフトを迎える中で、木そのものの価値を考え直す視察となった。