2018年01月

「子育て王国とっとり推進議連の視察」

IMG_961226日、子育て王国とっとり推進議員連盟で、西部地区の3カ所の保育所を視察し、各事業者の運営状況について調査した。

初めに、「南クローバー保育園」を視察し、企業主導型保育事業所の運営状況について、経営者でもある内田県議から説明を聞いた





IMG_9609事業所内保育事業を主軸として国が直接実施する事業で、市区町村の許認可は必要とせず、保育料や地域枠も自由に設定出来ることから、自由で特色を生かした事業展開が可能となり、一律1万円の保育料を実現しているが、様々な点で地域の保育に波紋を投げかけている。






IMG_9613次に、創立50周年を迎えた「かいけ心正こども園」を視察し、新幼保連携型認定こども園の運営状況を調査した。

施設は、日本海に隣接する16,590㎡の広大な敷地に木材を使用した平屋園舎やグランドを有し、西部地区初の幼保一体化施設として運営されていた。





IMG_9616最後に、「子育て情報ステーションCHUCHU」を視察し、子育て支援センター等の取り組みを調査した。

旧かいけ幼稚園を取得し、県届出託児施設や保育施設、正小規模保育園や学童クラブ、放課後デイサービス等も併設しながら、多様な保育ニーズに対応していた。





国では、少子化対策として保育料の実質無償化に舵を切り、様々な補助制度を設けて待機児童の解消を目指しているが、無償化等を受けて施設に預ける親が増加すれば、新たな待機児童の一因ともなり、何処まで行っても堂々巡りの感は否めない。

そもそも日本の保育制度は、今日のような0~3歳の施設型保育を想定しておらず、介護保険制度による施設型介護が行き詰り、居宅型の地域包括ケアーシステムに移行したように、早晩、加熱気味の施設型保育も限界を露呈すると考えている。

0~3歳時の母子の触れ合いが、脳の発育に大きな影響を与えることが医学的にも証明されており、施設型保育に多額な税金を投入するより、その間を育児に専念できる社会環境の整備に使う方が、確実に日本の未来が開けると視察をしながら感じた。

「民間活力で新築移転」

23日、県有施設・資産有効活用戦略会議が開かれ、民間活力を導入し西部福祉保健局を西部総合事務所地内へ移転新築させる検討に入ると発表した。

 

老朽化したインフラの更新については、施設を取り巻く社会環境の変化を踏まえ、民間活力を念頭に柔軟な発想で対応すべきと本会議や委員会の場で繰り返し述べてきた。

 

県立美術館の建設に関して、中部地震で被災した庁舎を合築すれば日本初の取り組みとなり、様々なシナジー効果が生まれる上に、新しい倉吉市の復興のシンボルに成り得ると平成28年度の本会議で提案したことがある。

 

平井知事は、「その様な提案があったことは倉吉市に伝える」と冷ややかな反応だったが、今回の西部福祉保健局の移転新築に関する考え方は、水力発電のコンセッション化も含め、まさに同じ発想で議論して来た問題である。

 

その根底にあるのは、今後の社会変化を踏まえた公共インフラのマネージメントであり、「民間で出来るものは民間で」の行政運営の黄金律だと考えている。

 

 

「鳥取・島根ビルメンテナンス協会合同新年研修会」

FullSizeRender22日、鳥取・島根ビルメンテナンス協会、合同新年研修会の懇親会が開催され、僭越ながら来賓を代表して挨拶を行った。









挨拶では、鳥取県内の有効求人倍率に触れ、直近では全国平均の1,56を上回る1,66を記録し、中でも米子市では2,08の高い水準にある点を踏まえ、ビルメンテナンス業界等を含む地元企業の求人難に対するきめ細やかな支援が喫緊の課題だと述べ、現場の声を寄せて頂きたいと話を結んだ。

その後、藤縄県議の乾杯の発声で懇親会が始まったが、役員の皆さんからは異口同音に求人難の現状が訴えられ、早急の取り組みが強く求められた。


懇親会は上杉市議の中締めで閉会となったが、有効求人倍率の高さに嘆く地元企業の声を聞き、ここでも経済指標の高さと現場の乖離を感じた。

「奥大山スキー場問題と水道料金問題」

先日の新聞に、奥大山スキー場の存続問題と米子市の水道料金の値上げ問題が掲載されていたが、いずれも本会議や委員会で採り上げている問題でもあり興味深く読ませて頂いた。

 

19日の総務教育常任委員会でも奥大山スキー場の存続問題を採り上げ、県も積極的に支援すべきと指摘した。

 

昨年の石脇海水浴場の閉鎖もそうだが、鳥取県の豊かな自然をアピールしながら、その一方で自然と遊ぶスキー場や海水浴場が消えて行く現状に、折に触れ警鐘を鳴らして来た。

 

また、水道料金の値上げ問題も昨年5月定例会で採り上げ、鳥取県下の12市町村は、2040年時点で現状の水道料金を平均で40%弱は上昇させないと事業を維持できず、中でも伯耆町は58%、智頭町は52%、岩美町は51%と1.5倍以上の値上げが必要との日本監査法人の推計値を紹介し、事業の広域化や民営化について検討の必要性を指摘した。

 

何れも少子高齢化や人口減少を見据えた社会システムの再構築の問題であり、市議会時代から一貫して取り組む大きな課題だが、縦割り行政や自治体間調整を理由に遅々として進まない中で、報道で目にする機会が増えたことに一人勇気づけられている。

 

「鬼太郎列車リニューアル第1弾セレモニー」

IMG_960020日、鬼太郎列車リニューアル第1弾出発セレモニーが米子駅で開催された。

JR西日本の梅谷米子支社長の主催者挨拶と伊木市長の来賓挨拶に続き、各代表者でテープカットが行われた。






IMG_95974番ホームには、星取県の星空を背景にした「こなきじじい列車」と、鳥取砂丘を背景にした「砂かけばばあ列車」が入り、式典後、内覧会が行われた。









IMG_9598車両内は、天井や壁、シートのあちこちに妖怪が描かれ、インスタ映えを意識したデザインになっており、今後3月には「鬼太郎」と「ねこ娘」の第2弾、7月には「目玉おやじ」と「ねずみ男」の第3弾が登場し、本年7月~9月の山陰DCを盛り上げる。
プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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