鳥取県議会議員 野坂道明「みちあきブログ」

３０日、３日目のモンゴル視察は、ゾーンモンド市郊外の大草原で暮らすホストファミリーの奥さんの妹一家を訪ねた。

妹一家は遊牧民で、大草原に家畜を放牧して暮らしている。










夜は家畜を狙ってオオカミが出没するとのことで、ゲルの横には強そうな番犬が飼われていた。












モンゴルの伝統料理で、焼いた石を鍋に入れ羊肉を蒸し焼きにする「ホルホグ」で歓迎してくれた。

肉と煮汁のスープは美味しかったが、乾燥した馬糞の中で焼かれた石を思い出すと複雑な気分でもあった。









近くの池には水を求めて多くの馬や羊等が集まっていた。













池の水源は湧き水で、遊牧民が水汲みに来ていた。

勧められて飲んでみると、口当たりの良い柔らかい味がした。











家畜と一緒に水汲みに来ていた遊牧民親子。













遊牧民の馬に乗る浜田議員。













若干の経験を持つ私は草原を走らせ、ほんの少しだけ遊牧民の気分に浸った。






















ホストファミリーと辺りが一望できる小高い丘に登り、何処までも続く広大な大草原を眺めた。












「ホルホグ」を囲むホストファミリー夫妻と浜田、藤井議員。













「ホルホグ」を料理してくれたご主人は競馬の名人で、ゲルには数々の優勝メダルが飾ってあった。












ホストファミリーの奧さんと末娘は誕生日が同じで、一日遅れとなったが、姉妹二家族と私たちで誕生日を祝った。












僅かな時間だったが、大自然に暮らす遊牧民の逞しさと優しさが伝わってきた。












ホストファミリー宅に戻り、内田、藤井議員のホストファミリーも加わり、ホームステイの最後の一枚だが、一日とは思えないほどの濃密な時間を共有し、私たち日本人が失ったものの大きさを感じた。

２９日、モンゴル視察の２日目は、ウランバートルからモンゴル中央県ゾーンモンド市に移動して、友好交流２０周年の記念式典に参加した。

移動途中の大草原で車を降り、遊牧民のゲルに立ち寄った。









若い遊牧民の一家と一緒に記念写真。













ゲルの中は絨毯が引かれ、中央には暖房用兼調理用のストーブが据えられていた。












１時間余りのバス移動でゾ―モンド市のモンゴル中央県庁舎に到着し、モンゴル中央県主催の歓迎式典に臨んだ。






















県庁前の広場のステージでは、主催者を代表してモンゴル中央県議会議員の歓迎挨拶があり式典が始まった。












続いて鳥取県訪問団を歓迎して、馬頭琴の演奏が行われた。













鳥取県モンゴル中央県親善協会の河本会長から、鳥取県の要請により日本語学級を設置したフムーン総合高校の校長へ感謝状が贈呈された。











野川副知事他も加わり記念写真を撮った。













式典終了後、フムーン総合学校日本語学級との歓迎式典が行われ、親善協会から日本語教材等等が贈呈された。












続いて生徒たちの自己紹介と、歓迎の催しが行われた。













次に県庁の戻り、モンゴル中央県議会との意見交換を行った。

モンゴル県議会は、４１名の６委員会体制で年２回の定例会が開催され、１１名の各委員会代表は毎月会議を行っているとの事であった。








両県議会を代表して、DASHDEMBEREL議員と内田議員が記念品を交換した。












モンゴル中央県議員と記念写真を撮り意見交換会を終了した。












午後からは、ゾ―モンド市郊外の大草原に移動して、モンゴル中央県主催の歓迎レセプションが開催され、日本語学級の生徒たちとの交流イベントも行われた。











歓迎レセプションでは、数々のモンゴルを代表する文化伝承が披露され、子供たちのモンゴル競馬が開催された。












式典会場ではモンゴル相撲も開催され、モンゴル中央県の名だたる選手がトーナメント戦を繰り広げた。












モンゴル競馬に使用される背の低いモンゴル馬に跨り、チンギス・ハンの気分で大草原を闊歩した。












藤井議員も初の乗馬を経験した。













浜田、藤井議員と共にモンゴル弓に挑戦した。













３０～４０ⅿ先の標的を狙って射るのだが、偶然にも的に当たり歓声が上がった。












モンゴル競馬の入賞者に記念品を渡す野川副知事。













歓迎レセプションの謝礼にモンゴル馬が贈呈された。













モンゴル相撲のベスト４の選手たち。













両県関係者の記念写真。













モンゴル相撲のチャンピオンとの一枚。













モンゴル弓の女性チャンピオンとの一枚。













歓迎レセプションが終わり、帰りの車窓からチンギス・ハンの像が見え、多くの観光バスが停まっていた。












ゾ―モンド市へ帰り、其々のホームステイ先で夕食を頂いた。

私たちのホームステイ先は県警察の警官で、休暇を取って私と浜田議員を歓迎してくれた。










隣は内田議員と藤井議員のホームステイ先で、庭にはゲルが設置され、夕食後は合流して歓迎のゲルパーティーが開かれた。











私たちのホームステイ先は、いずれも中央県警察の警察官で、其々のお土産の交換も行われたが、６回目の訪問となる内田議員は家族同然の間柄で、アリヒを酌み交わす歓迎パーティーは深夜まで。続いた。

２８日、鳥取県とモンゴル中央県との友好交流事業、「第１２回モンゴル友好交流の翼」の鳥取県訪問団に初めて参加した。

午前中、成田まで移動して午後の便でモンゴルのウランバートルに向けて出発した。








５時間余りのフライトを終え、ウランバートルのチンギス・ハン国際空港に到着し、８月２日の帰国まで５泊６日のモンゴル交流事業が始まった。

24日から25日の2日間、観光立国とっとりを目指し、大山を中心に西部圏域の県内調査を実施した。

初日の24日は、古代出雲王国研究会の多羅尾代表を講師に招き、「観光資源として何を発信するか」との演題で講演を行った。







講演後、鳥取県、米子市、大山町の取り組みの現状の報告を受け、観光立国とっとりに向けての諸課題について意見交換を行ったが、県代表の議員として選挙区の課題に偏らず、全県的視野を持って取り組むべきとの意見を述べ会を閉じた。








25日の午前中、生まれ変わる大山の玄関口として、博労座3施設の一つ大山情報館（環境省）を視察し、内部改修に加えデッキを前面道路に擦り付ける等、施設改修案の説明を受けた。








次に大山自然歴史館（鳥取県）を視察し、２階増築等の改修案の説明を受けた。










対応した矢田貝館長は、この後、大神山神社奥宮にも同行して頂いた。










最後に、リニューアルオープンした旧こもれび館（民間）を視察し、3館の役割分担と連携等の施設機能を確認した。









リニューアルオープンした、カフェ＆インフォメーション「KOMOREBI＋0」を運営する「株式会社さんどう」の小谷社長。

西側に張り出したデッキから見る夕日が絶景と教えてくれた。






次に、国指定重要文化財、大神山神社奥宮に向けて約700ｍの日本一長い石畳の参道を歩き、霧がかかり神秘的な趣となった社殿に到着した。

奥宮は日本最大の権現造りの社殿で、白壇の漆塗りは日本一の規模を誇っている。















昨年のGWの強風で倒れた杉の木が屋根を直撃し穴を開けたとのことで、応急措置はしてあるものの他の箇所も相当数あり、前回改修工事から二十数年が経過し、本格的な改修工事が必要とのことであった。








最後に圓流院に行き、水木しげるの１０８態妖怪天井画を見ながら大舘住職の話を聞いた。










大山寺の視察を終え、米子市内のホテルで開催された「大山開山１３００年祭」食プロジェクトの合同試食会に出席した。

大山開山１３００年祭実行委員会の松村会長の主催者挨拶。






観光部局を所管する鳥取県議会の地域振興県土警察常任委員会の西川委員長の来賓代表挨拶。

智頭町選出とあって会場の馴染みは薄かったと思うが、反面、東部議員の参加を会場は好意的に受け留めたに違いない。















「名物料理を作る会」と「いただきグルメプロジェクト」の２０近くの加盟店舗が参加し、地元食材にこだわった創作料理が並び、参加者の目も舌も楽しませた。












日野郡３町三色の日野郡の食材を使い、たたら製鉄をイメージさせる演出を施した料理メニュー「たたらんち」を試食した。






「名物料理を作る会」の土井会長との一枚。

貫禄は随分と違ってしまったが、中高の同級生で、同じ頃に商工会議所青年部と青年中央会の会長を務め、まちづくりについて語り合った間柄でもある。

「名物料理を作る会」は、平成19年1月に鳥取県西部の経済界が中心となって「地域の資源・地元の食材」を活かし名物料理の開発・ＰＲをすることで業界および地域の活性化が図れないかと発足し、地元で取れた食材（地域資源）を研究し、ブランド化を図り、名物料理として定着させることで、地域の水産振興・農畜産振興・観光振興等の一助とすることを目的としている。

大山の日本遺産認定や大山開山１３００年祭、国立公園満喫プロジェクトや広域観光ルート「縁の道」の選定、香港便の就航や増加するクルーズ客船等々、この圏域を取り巻く環境は劇的に変わろうとしており、観光の最大の魅力でもある食に期待するところは大きい。

25日、第5回YAJIN杯グランドゴルフがチュウブYAJINスタジアムで開催され、開会式で主催者挨拶をする「やまつみスポーツクラブ」の武海理事長。









主管の西部地区グランドゴルフ協会の呼びかけで400名の選手が集まり、養和会YAJINフィールドとYAJINスタジアムに別れて熱戦が繰り広げられる。

「ワールドマスターズゲームズ2021関西」のグランドゴルフ競技の鳥取県開催が決まり、発祥の地として聖地化を目指し取り組みが進んでいる。





やまつみスポーツクラブ顧問として開会式に出席し、健康寿命の増進が大きな課題となる中、わが県発祥のグランドゴルフが大きく貢献すると祝辞を述べた。