
常任委員会の県外調査もあってか、この日の議会棟は私だけで、貴重な経験をさせて頂いた。
25日未明に発生した日南町の土砂災害は、土砂災害特別警戒区域に指定されたばかりの場所で、発生原因の究明が待たれるところだが、急傾斜対策事業のあり方を再検討する必要があると感じた。

スリムで効率的な組織を目指すのは永遠のテーマだが、自然も含め外部環境が目まぐるしく変化する中で、何処にて適正を求めるか難しい問題だと感じた。
26日の午後から、明日27日の広島豪雨土砂災害復旧現場の現地調査と、中国地方整備局への要望活動を控えバスで移動した。
山陰道~尾道松江線~中国道のルートを進んだが、数十年振りの大寒波で、バスの車窓からは大雪に埋もれた集落や、除雪で壁の様になった路肩の風景が目に飛び込んだ。
27日、初めに平成26年8,20広島土砂災害の復旧現場を視察した。
19日から20日の未明にかけて、時間雨量100ミリを超える豪雨があり、死者76名、負傷者68名、家屋全壊179棟、半壊406棟の大災害が発生し、近年の局所的で集中的な自然災害の脅威が露わとなった事例である。中国地方整備局の青戸副所長から、災害の状況と復旧工事の進捗を聞いた。
国土の7割を山間部が占める我が国において、土砂災害は常に隣り合わせの脅威との認識を、強く持つ必要があると痛感した。続いて、中国地方整備局に佐々木道路部長と倉吉河川国道事務所の藤原所長を訪ね、米子市・境港市間の道路整備について、検討の促進を求めて要望書を提出した。
中国道岡山・米子線は、米子IC~米子北IC間はもとより、終点の境港までが未整備のままで、今後の大きな課題となっており、国土強靭化の観点からも早急に議論を加速する必要がある。
斉木議長名の要望書を佐々木道路部長と藤原所長に手渡したが、向こう30年の間に70%の確率で発生すると言われる東海・東南海の大地震に備え、日本海国土軸の形成は喫緊の課題だと、副委員長として意見を申し添えた。
会議の終了後、中学時代の同級生で企画部技術調整管理官の猪森氏を訪ね、数十年ぶりの再会を果たした。
お互いに容姿風貌は変化したが、中学時代の面影はそのままで、何十年経っても当時の感覚にタイムスリップ出来るのが同級生なのだと改めて感じた。
野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生
議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)
学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒
経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問
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