2013年07月

「7月臨時議会、続編」

今議会上程された、損害賠償の和解についての審査だが、判りやすく言えば和解案を認めるか、或は法廷で争うかの判断であり、それ以外の議論は然程の意味は無い。

 

従って、議案質疑であった不動産評価とか懲罰、或は不動産取引の手続き等は、関連する問題であっても議案審査とは無関係である。

 

また、法廷闘争の選択は安易に言える事では無く、会派の協議でも意見が割れるのは当然であり、強引な意見集約をしなかったのは、むしろ健全性と言うべきであろう。

 

最終的に和解案に賛成したのは、他の反対意見と一致点が無く、同床異夢の弊害が、はるかに大きいと感じたからである。

 

「7月臨時議会」

23日、臨時議会が開かれ、市街化調整区域における建築許可の誤認に係わる損害賠償の和解について、関連の補正予算について審査され賛成多数で可決した。

                                          

初めに和解案について、3名の議員から議案質疑があったが、市長以下の処分や土地の取得方法、或いは不動産評価等で、何れの質疑も議案審査と直接関連するものは無かった。

 

中でも一人会派の女性議員から「答弁に嘘がありペテンにかけている」と当局をなじり叱責する発言があった。

 

聞き捨てならない発言であり、議長の議事整理があると思いきや何事も無く進行したので、以後の審査に係わるので何が嘘なのか明確にすべきと意見を述べた。

 

本会議はその場で収集が付かず、暫時休憩となり午後の再開となったが、結局、誤解によるもので不適切な発言として議事録削除が命じられた。

 

議事録削除の前に、発言の撤回と謝罪があるのが議会の常識だと思うが、虚偽答弁と発言したベテラン議員や口利き発言をした後期高齢議員の例もあり、市長や職員には謝罪させるが、自らはしないのが米子市議会のスタイルである。

 

後の委員会審査でも、議案質疑と同様で的外れな質疑が繰り返されていたが、審査すべきは和解条件と損害額の根拠であり、それ以外は二義的且つ関連的な問題と言える。

 

相手方の主張を丸呑みした土地取得の賠償額について、土地の寄付を受けず評価額相当を控除すべきと主張しているが、正当性は認めるものの和解を優先したいとの答弁であった。

 

その理由として、結果として農用地区域の土地を農家以外の人に持たせる事になり、行政判断としても不適切との答弁であったが、地目は雑種地で所有する事に何の問題も無い。

 

和解案が間違いとは言わないが、仮に和解できずに訴訟されたとしても、公金を扱う立場として、主張すべきは主張するのが本来あるべき姿だと私は考えている。

 

残念ながら会派も含め多数の議員の理解を得るには至らず、私一人でも反対の意思を示す事も考えたが、本会議からの質疑を聞きながら、その考えも消え去った。  

 

(詳細は7月の建設水道委員会を参照)

 

「参議院戦、投開票」

21日の午後8時、参議院選挙の投票が締め切られると同時に、舞立昇治候補の当選確実が報道された。

当選確実の報を受け、勝利宣言する自民党県連の山口選対本部長。

 

 

 





 

 

勝利宣言に続き、選挙事務所を埋め尽くし、歩道にも溢れた支援者と共に万歳三唱。

ネット活動が解禁され注目を集めた選挙だったが、過去最低の投票率に終わり、今後に課題を残す結果となった。

 

 

 






 

万歳三唱の間、深々と頭を下げるご両親と兄夫婦。

その目には涙が溢れていた。

 

 

 

 






 

 

大歓声の中、舞立昇治夫妻が会場に到着し、改めて万歳三唱となった。

舞立昇治氏の議員となっての第一声は、支援者に対する感謝に加え、初心を忘れないとの言葉であった。

選挙中には政策を語らないとの批判もあったが、当選後の挨拶を聞いていても、彼の人間性と信念が伝わってきた。

 

 





 

勝利の歓喜の中、勝利インタビューが行われ、地方の経済の活性化に関して、国土強靭化政策の推進や子育て支援策の充実を、今後の取り組み課題に挙げた。

 

 






 

 

 

この度の圧倒的な勝利を祝い、広江女性部長等による花束贈呈。

公示前に逝去された広江県議の遺志を胸に秘め、選挙事務所に掲げられた遺影と共に戦った。

舞立昇治氏と自民党の圧勝で、その遺志は見事に成し遂げられ、ねじれに苦しんだ混迷の政局に、終止符が打たれる事になった。

 

 

それにしても、この度の参議院選挙は、自公連立政権で安定多数を獲得する程の、まさに自民党、与党の圧勝であった。

この結果が全て自民党への信任と受け取ると、進む道を誤り再び下野する事になるだろう。 同様な事は舞立議員にも言え、山積する難題の中で単にスタートラインに着いただけの事である。

 

「参議院戦、最後の戦い」

19日、まいたち候補は東部、中部の遊説日程を全て終え、最後の決戦の地、地元西部へと帰ってきた。

今まで通してきたスーツにネクタイから、白のポロシャツに変え、最後の2日間を戦う。

富益地区での街頭演説に集まった支援者に、最後のお願いで握手するまいたち候補。

 

 





 

20日の朝、選挙戦最終日の遊説は、河崎地区の浜橋でスタートした。

8時になるまでは、安倍三柳線の交差点で、通勤の車に手を振り、最後のお願いをした。

 

 

 






 

最終日の第一声は、河崎地区の新浜橋で行い、集まった支援者に対し、鳥取県の発展の為には、政府にも毅然と対峙する決意を語った。

河崎地区は私の地元でもあり、選挙カーに乗り込みマイクを握った。

 

 

 

 





次の街頭演説は私の住まいする自治会で、集まった多くの支援者に対し、今までの感謝と共に、後一押しの支援を訴えた。

路地に入ると、多くの人が玄関先で出迎えており、まいたち候補は車を降りて走って回った。

 

 

 






 

河崎地区の最後の街頭演説。

写真には納まっていないが、大変多くの人に集まって頂き、14年の国と地方での行政経験を、鳥取県と国の発展の為に活かしたいと必死に訴えた。

残りの遊説コースでも、道路脇で多くの支援者が出迎えており、硬い握手を交わしながら河崎地区の遊説を終えた。

 

 

この後、加茂~福米~福生~車尾~巖~大高~を回り、最後は出身地の日吉津に帰り、8時前には選挙事務所に戻って、17日間の選挙戦最後の街頭演説を行う。

 

「建設水道委員会」

19日、閉会中の委員会が開かれ、市街化調整区域の建築許可の誤認に関する損害賠償の和解について、7月15日の大雨被害の状況について報告があった。

 

初めに、建築許可の誤認に関する損害賠償の和解についてだが、土地代金1200万円を含め総額1442万4763円を支払う事で和解が成立したとの報告であった。

 

和解案では、問題の土地は支払い後に米子市が寄付を受ける事になっているが、寄付を受ける合理的な理由がない点を指摘し、損害賠償額について相手方と交渉する必要があるのではと質した。

 

「それが相手方の和解条件なので仕方が無い」との事であったが、市民の血税に対し余りにも無責任な答弁であり、23日の臨時議会で正式な統一見解を示す様に求めた。

 

そもそも損害賠償と土地の寄付は別問題であり、和解案と言えば聞こえは良いが、単に相手方の主張の丸呑みでは、結果として市民に高額なつけを回す事となり、黙って見過ごすわけには行かないのである。

 

大雨被害については,「山陰地方で猛烈な豪雨」で述べているので是非一読をお願いしたい。

 

プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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