2013年06月

「再度の建設水道委員会」

28日、昨日に続き委員会が開かれ、福尾橋架け替えの関連予算について、判断根拠になったライフサイクルコストの資料を基に説明を受けた。

 

今後40年供用を想定した場合、架け替えと比較して現橋+歩道橋新設例と現橋+上流の橋梁の併用例の概算事業費が示され、架け替えの正当性が述べられた。

 

橋梁の構造や技術的な問題を質す議員もいたが、橋梁の基礎的知識が欠落しており、一方的に珍説をまくし立てるだけで、問題の本質から外れるばかりであった。

 

整備に当たってライフコストは重要だが一面に過ぎず、市民生活や災害時における路線の重要度や、物流を含め経済的効果等の総合的な判断が求められている。

 

橋梁に関する諸問題について、長寿命化計画の策定前から厳しく指摘してきたが、この間の当局の対応は、全くと言って良いほど無関心であった。

 

人口減少社会を迎え、持続可能な社旗基盤の再構築が急務だが、福尾橋を見るまでも無く、増やすのは簡単で喜ばれるが、減らすのは困難で抵抗される。

 

そこで出てくる行政の常套手段が縦割りと先送りで、沈みゆく船の中で一夜の晩餐に興じているのである。

 

「ブラジルVSウルグアイ」「スペインVSイタリア」

2728日、コンフェデ杯準決勝の2試合が行われ、2-1でブラジル、延長0-0でのPK戦でスペインが勝利し、決勝へと駒を進めた。

 

初めに、ブラジル、ウルグアイの南米決戦だが、なんと言っても前半の早い時間に得たPKを、ウルグアイの支柱フォルランが外した事に尽きるだろう。

 

続くスペイン、イタリアのヨーロッパ決戦は、ユーロ大会決勝の屈辱を晴らすべく、前半から猛攻を仕掛けたイタリアの戦いぶりに、ワールドカップを征したチームの経験とプライドを強く感じた。

 

これで決勝戦がブラジルVSスペイン、3位決定戦がイタリアVSウルグアイの組み合わせとなり、伝統の南米VSヨーロッパの戦いで、4チームともワールドカップの王者である。

 

この場にアジアの日本が立てるのは何時になるのだろうか。 経験を積むのには近道は無い、世間が言うほど早く訪れるとは思えない由縁である。

 

「建設水道委員会」

27日、所属の委員会が開かれ、議案6件と関連予算について審査した。

 

議案審査では、下水道使用料の値上の改正条例と市道路線の認定・廃止・変更等について議論が集中した。

 

今回の下水道使用料の値上げは、平均10%程度で約17000万円の増収を見込んでいるが、本会議でも指摘している通り、容認する前提としては徴収強化や接続率の向上は言うまでも無く、組織のあり方も課題と言える。

 

水洗化普及促進事業で2名の臨時職員の予算が計上されているが、対象戸数は6000戸近くあり、量的に実効性があるのか質したが、満足な回答は得られなかった。

 

値上げを議会が容認する以上、この点について看過することは出来ないし、組織全体の意識改革が強く求められている。

 

次に、市道路線の廃止について、この度、弥生陸橋の新設に伴い大谷歩道橋が廃止されるが、この橋は長寿命化の対象橋で、この点の考え方について後の橋梁関連予算と一括して質した。

 

今議会、福尾橋の架け替えの設計予算が計上されているが、何れも超寿命化の対象橋で、適切に維持補修して延命する橋梁であり、今度の決定は長寿命化計画の意義と目的に反している。

 

この点の判断、優先度、費用対効果等について具体的に質したところ、満足な答弁が得られず説明に窮したので、明日、再度委員会を開き説明を求める事となった。

 

その後の顛末については次号で報告したい。

 

「経済教育委員会」

26日委員会が開かれ、議案1件、陳情2件と関連予算等を審査した。

 

陳情は、TTP反対と最低賃金の引き上げに関するもので、共産党系団体から毎議会の様に提出されており、従って共産党議員が毎議会同じ賛成意見を述べ、毎回同じ様に否決されている。

 

ブレない政党と自慢しているが、国民、市民の声と偽り、聞こえの良いフレーズを並べるだけで、実施した場合の弊害や財源について、何も語らない点だけが中央も地方もブレないところである。

 

関連予算の審査では、教育委員会関連に質疑や意見が集中したが、委員の中から何点かの貴重な指摘があった。

 

初めに、公共施設の下水道接続事業が実施されているが、東山公園内のプールや市民体育館等が見送られており、理由と今後の対応について質疑があった。

 

プール施設は県との交換が決まっているが、この点の協議はどうなのか。 また、水替え時の大量排水は、周辺の環境影響が懸念されている等々であった。

 

次に、史跡米子城跡の関連予算で実施される来訪者アンケートについて、単なる利用者アンケートの如き説明をする当局に対し、意義と目的を質す意見があった。

 

文化課であれば、当然、米子城の文化財的価値に関して実施されるべきだが、肝心の文化課自体が、予算権限を持つ市長部局に対し全くの及び腰である。

 

本会議でも繰り返し指摘しているが、米子城の文化的価値を保護、活用する事なく雑木を生い茂らせ、それでも緑あふれる憩いの空間と開き直る始末である。

 

ブラッシュアップ事業と銘打っているが、磨くもの自体が何も見えず、空しく自虐的に聞こえるのは私だけか。

 

「市民福祉委員会」

25日、委員会が開かれ、議案、予算、陳情等を審査したが、中でも、子ども・子育て支援法の一部改正に議論が集中した。

 

この度の改正に伴い、米子市子ども・子育て支援会議の設置条例と改正に反対する趣旨の陳情が上程されており、陳情者と同じ立場で共産党の委員だけが反対意見を述べていた。

 

委員会では、よなご会議の委員と副議長から、姑息にも継続審査が主張されたが却下され、採決の結果、条例が可決し陳情が不採択となった。

 

また、飯山の英霊等の修繕費に関連して、自らが撮った写真を添えて、蒼生会の委員から維持管理の徹底と移転を求めて意見が述べられたが、熱意とは裏腹に、議論は全くかみ合う事は無かった。

 

追求不足で答弁を引き出すことは出来なかったが、重要な課題である事には違い無く、維持管理の現状と設置場所等の問題について、当局の認識を確認する必要はあるだろう。

 

委員会審査は昼になっても終わらなかったが、半分近くの時間は共産党議員のアナーキーな主張に使われており、黙って聞いている委員会の皆さんは、忍耐強いと感心するばかりであった。

 

プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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