28日、米子市議会による島根原発への視察が実施され、実際に現場を確認しながら説明を受けた。
初めに安全対策の実施状況について、分散設置された緊急用発電機器や15Mに嵩上げされた防波壁、造成工事が進む免震重要棟の現場等を確認した。
次に、殆ど工事が完了している3号機の建屋内部に入り、原子炉やタービン、中央制御室等を確認し現場の視察を終えた。
その後、会議室に戻り質疑応答が行われ、共産党を中心に3~4人の議員から質問があったが、専門家相手の質問とあって、日頃の勢いとしつこさは影を潜めていた。
専門知識の無い議員にとって、視察と言えば聞こえは良いが、単に見るだけの時間であり、遠足気分で道中のバスだけ賑やかなのが実態である。
工区分けされた防波壁や造成の工事等には、スーパーゼネコンが名を連ね、休止中の現在でも約2000人が作業しているとの事で、再稼働に向けて確固たる意志を感じた。
立地交付金等が議論を呼んでいるが、それぞれの工事費を含め、原発の損益分岐等について興味が湧いたが、質問通告していないので止めにした。