2013年03月

「議員定数・議会改革問題等、調査特別委員会」

22日の午後から委員会が開かれ、議会基本条例の委員長案について協議した。

 

提出された委員長案は、条文と規則が列記してあり逐条解説まで付いていたが、意見集約もされていない段階で、明らかに行き過ぎた提案である。

 

各議員の意見を聞いて作ったとの事だが、会派の規定一つ挙げても全く意見は集約されておらず、しばらくの間、委員長との押し問答が続いた。

 

業を煮やしたのか委員長は「私案について受け入れるか否か、市民懇談会を開催し市民の意見を聞く」とまで発言した。

 

賛同する意見もあったが、委員会でまとめた条例案について意見を聞くならまだしも、複数の条例案を提示する事自体が筋違いで、議会の責任放棄だと意見を述べた。

 

結局、420日までに修正案を提出する事になったが、一人会派の報道に噛みついたり、職員の虚偽発言と暴言を吐いたり、債権管理条例の修正案を提出したり、ベテラン議員の暴走は一向に止まる気配がない。

 

「行財政改革問題等、調査特別委員会」

22日の午前中、委員会が開かれ、米子市業務継続計画、組織機構改正について報告があった。

 

業務継続計画とは、大規模災害時の行政機能の速やかな復旧や維持を図る為の計画で、市民生活や経済活動への影響を最小限に抑える事を目的としている。

 

冒頭、この様な課題は総務企画委員会でするべきだとの意見もあったが、報告を受けて、大規模災害時の避難所開設の判断について質した。

 

特に大地震を想定した場合、避難所解説に当たっては施設の応急危険度判定が求められているが、当局からは平然と職員で対応するとの答弁があった。

 

それでは応急危険度判定士は何人いるのかと尋ねたところ、把握していないとの答弁なので、現実的な対応策を指摘したが、仏作って魂入れずとはまさにこの事であろう。

 

県においては、先の鳥取県西部地震を教訓に、応急危険度判定に関して、建築士会や建築士事務所協会等の業務提携が進められており、大規模災害時の専門家の確保に努めている。

 

福島原発事故も自然災害ではなく人為災害だと言われているが、直接人命に係る問題でもあり、計画策定時からの真剣な議論が強く求められている。

 

次に、下水道事業の組織体制の見直しの報告があったが、単なる名称変更程度のもので、この時期に見られる役所的恒例行事とも言える。

 

米子市では、再三の指摘にも係らず、公営企業としての大前提である公会計の導入時期すら明言しておらず、当面は赤字解消に努めるとし、具体的な検討に入ろうとしない。

 

赤字解消の目標年度は平成28年度であり、この度の様な小手先の名称変更ではなく、時代を見据えた組織体の構築に向けて、具体的検討を始めるのが行革の使命ではないのか。

 

「建設水道委員会」

21日委員会が開かれ、議案、予算審査等を行った。 

 

議案審査では市道認定の基準について、宅地開発等に伴う幅員6M以上の市道を、新たに認定する見直しが報告された。

 

また、大崎地内の2路線の認定について、ベテラン議員等から「防衛関連の民生安定事業とは言え、他地域の道路整備も同様に実施すべき」との意見が述べられた。

 

防衛予算の調整交付金を主な財源とした事業だが、対象区域が限定されており、地元委員会の要望に対応して米子市が事業実施しているもので、他地域の道路整備と同列に扱う事は、そもそも不可能である。

 

知ってか知らずか、お構い無しに持論をまくし立てるベテラン議員に、当局は答弁に窮し押し黙るだけであった。

 

予算審査では、予算総括質疑に続き、蒼生会議員から2月補正から当初予算に関して、優先度や緊急性、経済対策の観点から、本市の編成方針について苦言が述べられた。

 

意見については、予算総括質疑と同趣旨なので省くが、防災・減災の観点から橋梁整備事業等については、命に直結する問題にも拘らず、全庁的に危機感が全く欠如している。

 

最終日提案で、昨年から指摘してきた橋梁補修費がやっと上程されるが、先の2月補正の橋梁補修事業も含め、対応の遅さには閉口するばかりである。

 

「巨星おつ」

19日、故広江鳥取県議会議員の合同葬が米子コンベンションセンターで執り行われた。

 

戦後日本の高度成長を地方から支えてきた大物政治家が没し、時代を語れる存在がまた一つ消えてしまった。

 

昭和46年、米子市議会議員に始まり、市議会議長、昭和59年、鳥取県議会議員、県議会議長と続き、同時に自民党県連の要職を40年に亘り勤め上げた。

 

役職の多さは、面倒見の良さと仲間を大切にする人柄を雄弁に語っており、人懐っこい笑顔と無類の酒好きがそれを証明する。

 

「巨星おつ、そして昭和は遠くなりにけり」

 

「平成24年度、河崎小卒業式」

34回目となる卒業式が挙行され、43名の卒業生が学び舎を巣立っていった。

校長生成から毎年一文字が卒業生に贈られるが、今年は「心」であった。

戦後の経済万能主義の中で、置き去りにされた大きな価値観の一つが「心」の教育である。

社会が経済一辺倒の定向進化を止めなければ、絶滅した恐竜と同じ道であり、それを救う原動力が「心」なのかもしれない。

 





河崎小の校庭の北隅に、モニタリングポストが完成していた。

供用開始に向けて試験運転中との事で、米子市では唯一の設置箇所となる。

UPZ圏域の30KM近辺との条件等から選定されたと思うが、島根原発からの距離を日々実感する施設でもある。

 

 

 

プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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