28日、臨時議会が開かれ、補正予算や23年度決算認定等の議案について審査し、全会一致で可決承認した。
夜は恒例の新年会が開催され、構成市町村長や議員が一堂に会し、一献傾けつつ懇親を深めた。
西部広域議会で定期的に顔を合わせるのだが、この様に車座となっての忌憚ない意見交換の場は、生活や文化・経済を共有する圏域にとって極めて重要である。
私が在籍した米子商工会議所青年部では、平成7年より広域合併の調査・研究に取り組み、平成10年には、2市8町1村で構成する22万の中核都市「ほうき市」構想を提唱した。
その後、平成の大合併を経て、この地域は鳥取や松江、出雲の後塵を拝し、そのポテンシャルの高さにも拘らず、閉塞感の漂う圏域となったのは紛れもない事実である。
宴席には当時の首長や議員も多くいるのだが、この点の認識と発想が重要であり、一国一城の主と言わんばかりの態度では、今後の圏域の発展は望めない。