2012年05月

河崎小で恒例の田植え行事。

30日、河崎小の隣の田んぼで、毎年恒例となった田植えが行われた。

安全パトロール隊のおじさん達が中心となり、昔ながらの方法で苗を植えていく。

この他に芋畑もあり、地域の人と共に生徒たちが、農作業に汗を流す。

 

 





 

紐の要所要所に目印となる赤い玉が付いており、それを目掛けて一束づつ植えていく。

一列が終わると等間隔にずらし、同じ作業を繰り返す。 私が幼い頃は、親戚中が集まり行う一大イベントであった。

それにしても、日々の通学の見守り、送迎だけでも大変だと思うのだが、この様に田植えまでして頂く、地域ボランティアの人には本当に頭が下がる。

 

 



2学年毎でペアーを組んで植える。 組み合わせは6年と1年、5年と2年、4年と3年といった具合で、初めての経験となる1年生の手を取り、ベテランの6年生が上手に教えていた。

食物を作る段階から係わる事が、正に本当の食育と言える。

人が人として生きていく基本は、食べる事であり、ここがきちんと理解され実行されれば、日本の教育も確実に成果を上げるだろう。

 

 




割り当ての区域が終わると、手を繋いで隣の学校へと帰っていく。

子供たちの反応はすこぶる好評で、口々に楽しかったと感想を述べていた。

 

 

 





 

学校の玄関前で足を洗い、次の学年と交代する。

昨日は寒気が入り、雷も発生し天候が心配されたが、打って変わって晴天の田植え日和となった。

1年生は、一足早いオレンジのスクール水着で張り切っていたが、6年生は最後の田植えとなる。

 

食べると言う事は,命をつなぎ、自分自身の体を造る事である。  いい加減にすればいい加減な体ができ上がり、そしていい加減な人生が待ち受けている。

食べると言う真の意味を、これからも子供たちと共に学び、体験していきたい。

震災がれきの試験焼却で修学旅行を延期。

北九州市の震災がれきの試験焼却をめぐり、同市への修学旅行を予定していた松山市立日浦小学校我は、保護者の意見を踏まえ急きょ旅行を延期した。

 

福島の原発事故による放射能汚染に関しては、様々な風評被害が発生し、避難先で謂れの無い差別を受けたり、生産者が自殺に追い込まれる等、深刻な社会問題となっている。

 

度々、チェルノブイリが引き合いに出されるが、深刻な健康被害に至った大きな原因は、作業員の放射線防護が不十分だった事や、政府の警告が無かった事により、大量の放射性ヨウ素が含まれたミルクを子どもに与えた事と言われている。

 

勿論、福島ではその様なことは皆無であり、国連原子放射線影響科学委員会も本年1月、「福島において現在も今後も健康被害が出るとは考え難い」と発表している。

 

「ガンバレ東北」と大声援を送り、「絆」と言う言葉が日本中を駆け巡っているが、震災がれきを受け入れるとなると反対運動を展開し、根拠の無い風評に惑わされ修学旅行まで取りやめる。

 

教育現場で起きた今回の出来事は、わが身かわいさだけの愚行と言われても仕方なく、この国の良心や道徳、そして理性は一体どうなっているかと言いたくなる。

 

そして、がれきの中で生きている被災地の子供たちや父兄は、この現実をどの様に受け止めるのだろうか。

 

震災がれきの受け入れを表明した米子市でも、反対団体や一部の議員を中心に同様な事が起きており、マスコミ報道がそれに拍車を掛けている。

 

この様な中、震災がれきの広域処理の住民説明会が、国、県、市の関係者を招き河崎公民館で5月31日の午後7時30分から開催される。

 

県内で初めての試みだが、主催の河崎校区自治連合会の皆さんの良心、道徳、理性に敬意を表したい。

 

高岡市、富山市へ会派行政視察。

23日~24日にかけて、富山県の高岡市と富山市を行政視察した。 片道7時間のJR移動で、日本海側の新幹線整備整備が強く望まれる。


23日の高岡市は、①LRT活用によるまちづくりについて、②産業振興ビジョンについて視察した。


24日の富山市は、①LRT活用によるまちづくりについて、②まちなか居住推進事業について、③空き店舗対策について視察した。

 



LRT(軽量旅客鉄道)万葉線の停留所。


廃止決定された旧万葉線を、第3セクターを立ち上げLRTで再整備した。 その後業績はV字回復しているとの事。


一般的な路面電車の停留所と特に変わりは無いが、LRTの低床車両に合わせて、バリアフリーになっている。 

 




停留所にはスロープが設けられており、車いすのままでも簡単に車両に乗り込める。

 

 




 

 

四季折々のイベント電車を運行し、市民からも大好評との事。

ワイン電車、おでん電車、花見電車等々バラエティーに富み、1車両5万円で貸切り、1時間半をかけて、市内を巡る。

 

 




 

LRTの新型低床車両。 ベンツの赤と同じ色だと聞いた。 


夕方からは、赤澤、橘代議士を交え、自民党高岡市連の「総合交通対策調査会」の県、市会議員の皆さんと意見交換をした。


翌日の地元紙にその内容が掲載されており、同じ日本海側の拠点都市として、切磋琢磨していく必要性を強く感じた。

 




高岡市と言えば、鋳物で全国的に有名であり、前田利長公の築城により現在の市街地が形成された。


鋳物発祥のまち「金屋町」の問屋。 たまたま立寄った「大寺幸八郎商店」と言う店だが、偶然にも米子駅前、「だんだん広場」の機関車のモニュメントを納品した問屋だった。


因みに、水木ロードの妖怪ブロンズ像も高岡市で制作されている。



 

高岡市の大仏像。


奈良、鎌倉、高岡が日本の三大仏像だと、ボランティアガイドが教えてくれた。

この大仏は勿論だが、全国の釣鐘の約9割が、この高岡市で作られている。

 




 

 

24日の富山市は、LRTの整備手法や効果等と、中心市街地活性化事業について視察した。


富山市はLRTの新規路線も整備しているが、0,9KMで30億円程度の事業費だったとの事。 国の補助を受け、上下分離方式で運営している。


LRT導入では日本の先進地。 高岡市も同様だが、導入理由は、旧路線の存続の市民要望が契機となっており、全くの新設という事になれば、かなりハードルが高いと感じた。

 



停留所近くに設置されているレンタサイクル。

市内の要所に配置され、パークアンドライドのまちづくりを実践している。


同じ日本海側で様々な点で類似点は多いのだが、決定的に違う点は、40万人以上の人口と26年には新幹線が乗り入れると言う事だろう。

 

 

私たちが,肩を並べて勝負していくには、圏域が一体となり、あたかも一つの自治体の様な、高度で戦略的な自治体間の連携なのだが、同時にそれを阻むのも自治体自身と言える。

鳥取市庁舎問題、住民投票は耐震改修を選択。

20日、鳥取市庁舎整備問題の住民投票の開票が行われ、現地での増築・耐震改修案が移転新築案を大きく上回った。

 

ここまでの大差が付くとは、正直意外な印象を受けるのだが、単に20億対70億の事業費比較が一人歩きしたり、或は市長批判が先行すれば十分起こりうる事だと感じた。

 

20億の耐震改修費も、実際には40億近く必要との専門家の指摘もあり、その点の検証がされないまま、不十分な情報の下での住民投票であった。

 

その結果、中身の議論が全くと言って良いほど抜け落ちて、現地か移転か、20億か70億か、行政主導か住民主導か等の選択に陥った感がある。

 

鳥取市の発展に多大な影響を与える庁舎整備問題だが、住民投票に委ねる前の議論と検証が決定的に不足しており、市長や議会の責任は余りにも大きいと言わざるを得ない。

各派会長・幹事長会。

 18日の午後から各派代表者会は開かれ、6月の各委員会の改編に伴う、正副委員長の割り振りや、特別委員会設置の是非等について議論した。

 

初めに、常任委員会の会派割り振りについて、多数会派より選択が申し合わせだが、よなご会議が持ち帰りを希望したため、委員会の割り振りが出来なくなった。

 

この件については、事前に議題も案内されており、持ち帰りを希望するようでは、代表者としては失格で、更には代表者会の体を成さない事になる。

 

次に、特別委員会のあり方について議論し、私たちは、中海問題と都市機能問題は廃止し、新たに、新エネ・原発問題と市庁舎問題の委員会設置で、2減2増案を主張した。

 

中海問題に関しては、強行に存続を主張する声もあったが、過半の意見では常任委員会で扱うとした。

 

都市機能問題に関しては、中活事業の進行管理程度では設置目的に馴染まない事から、鳥取市を見るまでも無く、まちのあり方に多大な影響を与える庁舎問題を、中心に据えて議論する必要性を述べ、概ね理解を得られた。

 

基地問題に関しては、国防上の重要性は別としても、民生安定事業や調整交付金事業もあり存続を主張したのだが、滑走路延長やC-2配備等の懸案は解決を見ており、廃止を求める声もあったため結論には至らなかった。

プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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