2011年12月

閉会後の全員協議会。

中海・宍道湖・大山圏域市長会の設立について、先日,新聞報道されたの受け、急遽、全員協議会が開かれ、経緯について報告があった。

 

松江市長からの出雲市加盟の要請に、定住自立県構想の政策理念や事業目的の観点から、難色を示していた野坂市長が、押し切られたのか、一転して賛成に翻った。

 

定住自立圏構想と山陰観光圏、或いは様々な広域連携について、行政間の課題も多く、事業効果を高めるにも論点整理する必要がある。 広域連携を否定するものではないが、拡大が拡散に繋がっては意味が無い。

 

その様な観点から理由を質したところ、市長からまともな答弁が帰ってこない。 「広域連携はいいことだ」との稚拙な意見を述べる議員もいたが、市長の答弁も同レベルのもので、議会に対する説明責任を果たしていない。

 

普段であれば、議会軽視には敏感なベテラン議員が、分野外なのか、電池切れなのか、発言をしなかった。 何れにしても間抜けな演説で失笑を買うより、沈黙の方がよほど価値はあるのだが。

12月定例会、閉会。

22日、12月定例会も最終日を迎え、議案・陳情等を採決し閉会となった。 補正予算も含め特に問題となるものは無かったが、一部の議員の判断、見解には、何時もの事とはいえ驚かされる。

 

暴力団排除条例の制定に関して、暴力団員との親密交際を禁じる条項について、基本的人権に係わるとし反対する議員がいる。

 

奇抜な珍説だが、もし本気でそう思っているのなら、言いっ放しの反対討論ではなく、修正案を出すのが議員の仕事であろう。

 

次に、原発における国の防災指針の見直し等を求める意見書について、鳥取県議会が全会一致で意見書提出の可決を受け、会派で意見書案を取りまとめ議会に提案した。 

 

反原発団体の急先鋒から反対の意見があると思いきや、この度は冷静な反応で、すんなりと全会一致で可決した。

 

ガイナーレ、野人スタジアム計画。

今年も余すところ後10日となり、J2初参戦の一年も終わろうとしている。 一年目の結果を、どの様に判断するかは別れるところだが、私は無難の滑り出しだと、一定の評価をしている。

さて、来シーズンの活躍にも、大いに影響を与える一つに観客動員数がある。 私は今後のガイナーレの発展に、米子市開催は不可欠と述べてきた。

東山陸上競技場の大規模改修の提案も、残念ながら実現しない中、寄付金集めが難航し、なかなか進展していなかった野人スタジアム計画が、いよいよ動き出そうとしている。

詳しくは、明日の記者会見で発表されると思うが、鳥取市のガイナーレ経済効果を見ても分かるように、ガイナーレのみならず、米子市の活性化に大きく寄与する計画でもあり、この事を私たちはもっと認識し、行動に移すべきだと強く言いたい。

FCバルセロナ、トヨタカップを征す。

18日行われたトヨタカップ決勝戦、バルセロナVSサントスの一戦は、カテゴリーが違うのではと感じる程の試合内容で、バルセロナの圧勝で終わった。

試合を見て一番感じる事は、バルセロナのチームとしての完成度の高さである。 徹底したパス回しによるポゼッションサッカーで、その哲学がチームに浸透している。

バルセロナは、カンテラと呼ばれる下部組織からの選手育成が徹底しており、幼い頃からバルサのプレー哲学を、体に叩き込まれて育っていく。

ここで特筆すべきは、カンテラの寮では、単にサッカーだけではなく、勉強や規律が重んじられ、成績が落ちたり規則違反をすると、退寮処分にするほど人間形成に力点を置いているところである。

カンテラ出身の選手はカンテラーノと呼ばれ、他の選手以上に地元サポーターから、熱狂的な声援を受けるのもうなずける。

バルデス、プジョル、ピケ、シャビ、イニエスタ、ペドロ、ブスケツ、ボージャン、そしてメッシ、彼ら全てがカンテラーノであり、人生の価値観を共有する仲間である。

試合後のインタビューを早々に切り上げ、チームメイトと喜びを分かち合うメッシを見ても、チームの絆の深さが伺える。 

技術や戦略をつかさどる最も大事な部分である人間力、その違いが如実に出た一戦でもあった。 

 

西部地区新人戦予選リーグ

        

18日、鳥取県高校バスケットの新人戦西部地区予選リーグが最終日を迎え、女子では米子西と松蔭が無敗同士で最終戦を戦い、65-55のスコアーで米子西が勝利し、2位に松蔭、3位に米子東が続いた。

娘の応援を期に、私のバスケット観戦歴も早いもので十数年になるが、試合を見ていて気になる事が幾つかある。

一つは審判のジャッジが個々でバラツキが多く、時に偏ったジャッジも見受けられる点である。 言うまでも無く、審判のジャッジは試合の基本であり、大きな権限でもある。

公正、公平を旨とするのは当たり前の事であり、常に技術の向上に努めると共に、自身のおかれた立場を、大所高所から認識すべきである。

もう一つは指導者の資質の問題である。 試合中、選手等に暴言を吐く監督が少なからずいるが、見るに耐えないものがある。

これらを容認する環境がある限り、鳥取県のバスケットレベルの向上は無いだろうし、何よりもスポーツに打ち込む生徒たちに、顔向けが出来ないであろう。

プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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