2011年08月

境港観光協会との懇談会。

去る8月1日、境港観光協会と観光議連との懇談会が開催され、水木しげるロードを中心とした、境港市の観光施策について、説明を受けた。

水木しげるロードがオープンして15年、TV効果もあり、特に近年の観光客の増加は目を見張るばかりである。 それに伴ない、ロードの出店も大盛況で、今では空き店舗を見つける事すら困難となっている。

水木しげるロードを歩いて思う事は、全ての店が観光客目当ての構成で、地元の住民が利用してそうな店は、一軒も無い点である。 

当然と言えばそうなのだが、オフシーズンは、全く人の気配がしない通りであり、今後、更にロードを発展させる為にも、この問題への取り組みが最重要となる。

平成23年から5ヵ年の観光振興プランが策定されているが、殆どは整備、拡充の従来の延長路線であり、単なる観光地から脱却し、より境港が感じられる様な視点と提案が少ない。

具体的には、港町らしく魚介類や水産加工物を扱う店や、DBSフェリーに関連して、韓国、ロシアの物産や食品などで、妖怪ジャズにちなんで、ジャズが流れる店等も面白い。

つまり、観光客の取り込みだけでは無く、近隣の人や圏域の人にも、魅力ある商品や店が必要で、それこそが観光客にとっての更なる魅力に繋がる。

この事により、住民と観光客の交流が促進され、交流する事で感動が生まれ、まちの活気を作っていく。 この様な、真の観光地、真のまちづくりに成長する為の、重要なポイントがここにあると思う。

  

夏の甲子園で鳥取商業が惜敗。

8月9日、鳥取商業は第3試合で、北海道の白樺学園と対戦し、延長11回、2-3で惜敗した。 橋本投手が好投していただけに、9回裏のサヨナラの好機を逃したのが悔やまれる。

9回裏の攻撃で、何故スクイズをしなかったのか、あれは作戦ミスだと言った様な感想が、多くあったように思うが、結果として言えることであり、全て含めて、それがチームの力と言う事であろう。

日本で一番人口の少ない鳥取県が、全国で1勝をを上げる事は、それほど容易い事ではないが、逆に全国までの争いは、他府県に比べ熾烈ではない。

発想を変えると、チームを鍛えれば、全国への切符は身近な所にあると言え、ハンデをチャンスに変える逆転の発想が、全てのスポーツの選手や指導者にとって、重要な事だと思う。


松田直樹との告別。

元日本代表で、ミスターマリノスとして長年サポーターに愛された、松田直樹選手が8月4日急遽した。 8月9日の告別式には、多くのサポーターと、トルシエJAPAN のメンバーやサッカー関係者が、34歳の早すぎる死を悼んだ。

この2~3日、松田選手の報道があるたびに、同じ様な内容にも拘らず、何度も涙が出てくる。 私でもこうなのだから、彼を愛した多くのサポーターやチームメイトにとって、その悲しみは言葉に出来ないものであろう。

彼は16年間在籍した、横浜マリノスを解雇されてから、カタールのクラブからの高額なオファーを蹴って、今シーズンから、JFLの松本山雅でプレーしていた。

年齢やクラブのカテゴリー等を考えれば、引退の選択もあるのではと考えるが、その様な考えが浮かぶ余地も無いほど、サッカーが好きだったと言う事であろう。

彼のサッカー人生を振り返ると、常に仲間と言うキーワードが浮かび上がる。 最終的に松本山雅を選択したのも、仲間の存在だったに違いない。

彼はサッカーと言うスポーツを通して、仲間と巡り合い、同じ気持ちを共有し、そして競い合って、目標に向かって燃焼する、その様な仲間との絆が、好きだったのではないだろうか。

どちらが良いかは別にして、元日本代表の中田英寿と比べると、華麗に変わっていく中田のスタイルに対し、引退会見で臆する事なく、現役への執着を訴えた松田との、サッカー(人生)に対するスタンスの違いが際立つ。

どちらもトップレベルの選手だが、あえて言えば、個人として評価されるのが中田であれば、仲間から好かれるのが松田と言えるのではないか。

決して器用とは言えない生き方なのかも知れないが、彼の様に、愚直なまでに好きな事に打ち込む日本人が、少なくなったのは確かである。  彼の生き様は、我々が無くしたものを無意識に感じさせ、最後の瞬間まで感動を与えたのだと、涙と共に思った。  

議員定数特別委員会で参考人招致。

8月4日の委員会で、各委員が推薦した参考人の招致が決定した。 我々「青生会」は、前米子市自治連合会会長の梅林氏と商工会議所副会頭の上田氏を推薦した。

両名に関しては、先の合併協議会や報酬審議会の委員も歴任されており、その経歴からして、議員定数に関しても十分な知見をお持ちの方々である。

今回の参考人招致の議論の中で、納得いかない点が幾つかあった。 一つは、未だに定数を削減すべきではないとの立場から、参考人を推薦する委員がいる事である。

定数削減に関しては、一年近くの議論の末、既に削減の方向で委員会決定している。 委員会の決定事項に対し、従えないのであれば、議論に加わる資格は無いのではないのか。

二つ目は、この様な主張に対し、他の委員は容認する発言をしている事であり、加えて、この件に関して、曖昧にする委員長の進行もいかがなものかと思う。

この程度の事であれば、特別委員会を設置するまでも無く、議会が市民アンケートや市民懇談会を開催し、各議員の意見を述べた上で、直接、市民の声を聞く方が、よっぽど中身があると考える。




図書館基本設計で再度の見直し。

8月3日、最後となる市民懇談会が開催され、美術館の玄関付近に、厨房を備えた喫茶室を設けるとの設計案が示された。 この案は、そもそも中心市街地活性化計画で提案されたいた、オープンカフェ構想に起因している。

中心市街地活性化計画の議論の中でも、私はその必要性を指摘し、基本設計段階でも再度指摘したが、自販機コーナーで対応するとの素っ気ない答弁であった。

先の図書館と美術館の通路大屋根と同様、議会に対して方針変更の説明は一切無いままである。 議会答弁とは一体何なのか、議員・議会に対する当局の考え方が見えてくる。
プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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