2011年07月

米子城のライトアップ開始。

今年で3回目となる米子城のライトアップが、29日から31日の3日間行われ、米子城の天守閣の石垣が、夜空にくっきりと浮かび上がる。

この事業は、夢蔵プロジェクトと建築士会西部支部が中心となって実施されており、がいな祭りと共に、米子の夏の夜を彩る魅力の一つになりつつある。

今年のライトアップは、米子市教育委員会の協力もあり、石垣の景観を邪魔していた雑木等を伐採し、石垣の全景を見る事ができ、今まで以上に迫力ある景観で、日が落ちたら必ず米子城の方向を確認して頂きたい。

石垣は、見るポイントで様々に表情を変えるので、自分なりのお気に入りのポイントを見つけるのも、楽しみ方の一つである。 

米子城ライトアップに向け、石垣の除草や雑木の伐採、機材の搬入、撤去等、大変な作業をこなし、その上に事業費の捻出までと言えば、相当なエネルギーを必要とする。

がいな祭りや皆生トライアスロンも、ガイナーレや、そしてこの米子城ライトアッップもそうだが、他のまちでは見られない、のぼせ者の気質が米子にはある。

これこそが、米子の他には無い一番の資源であり、活性化に向けた可能性の重要な核である。 この事をもっと認識し、共に頑張る姿勢を、行政は強く示さなければいけない。 

 




図書館・美術館の基本設計案が修正。

米子市教育委員会は、27日開催された基本設計市民懇談会で、図書館と美術館をつなぐ大屋根の設置を取りやめるとの報告をした。

理由は両施設をつなぐ大屋根は、必要ないとの市民意見が、多く寄せられたからとの事である。 意見の中で約1500万円もの設置費用を掛けるのなら、図書購入費に回すべきとの意見が半分を占めた。

これに関しては、前期の経済教育委員会でも議論されており、施設利用者の実態、景観上の問題、設置費用の問題等を上げ、その必要性に関して、再検討を指摘した。

寄せられた多くの市民意見も同様の内容であり、基本設計段階で突如出てきたこの大家根の案は、議会の指摘や市民意見を受けて取りやめが決定した。

そもそも、整備計画の段階で無かった大屋根が、どの様な声を反映して基本設計に盛り込まれたのだろうか疑問である。 少なくても先に述べた施設の利用実態等の根拠も、一切示せない様な程度である。

本来であれば、計画段階で利用実態や市民要望、費用対効果等を十分に検討し、整備方針を決定してから基本設計に入るのが常識である。

予算も含め計画段階での調査・検討が不十分であり、様々な事業において具体的に指摘しているが、一向に改善されない。 市長を始めとする執行部は、その責任についてどの様に考えているのか、事態は思いの外深刻だと思う。 


中国の高速鉄道で大事故。

23日の夜、中国の高速鉄道で発生した列車同士の追突事故は、事故の規模や重大性以上に、その後の中国当局の対応において、深刻な問題を投げかけている。

事故発生後、救命活動もそこそこに事故車両を解体したり、あろう事か穴を掘って埋めている映像は、さすがに我が目を疑う光景であった。

そして翌日には何事も無かったように列車が走り、事故原因の究明も対策も一切されないまま、犠牲者遺族との間で賠償金の交渉に入っている。

もともと人権も自由も無い国とはいえ、ネット社会の今日、あまりにも民衆の力を軽んじると、国家の体制も揺るがす事に繋がるだろう。

形振り構わぬ中国当局の隠蔽工作は、その意図とは裏腹に、国内外に不安と不信を撒き散らし、その後の当局サイドの情報を信じる者はいなくなるだろう。

徹底した真相究明と情報公開は政治の基本であり、隠蔽は政治的未熟を意味する。 この事は普遍的で共産主義の中国においても例外ではない。

この様な観点から、福島原発事故の隠蔽工作を見る時、体制の違いはあるにせよ、政治の力量は、残念ながら似たり寄ったりだと言える。

 


公会堂の基本設計がプロポーザルに決定。

7月22日、公会堂の基本設計を、プロポーザル方式で全国に公募するとの新聞報道があった。 議員には前日の21日、メールで連絡が入っていたが、何時もながら当局の対応には驚かされる。

この件に関して当局は、22年12月定例会でも、プロポーザル方式は考えていないと答弁しており、それ以降、方針変更の説明が一切されていない。 

しかも問題なのは、前日の20日には、所管の経済教育委員会が開かれており、本来、この様な重要事項は委員会に報告するのが当然であり、一連の当局の対応は議会軽視の極みと言える。

公会堂問題に関しては、当局の迷走振りを見ても明らかなように、様々な思惑と利害が交差しており、一筋縄ではいかない状況に陥っている。

平成20年12月定例会から、公会堂問題の取り扱いに関して、慎重を記すよう一貫して指摘してきが、その場しのぎの答弁に終始し、一向に反省しない当局の姿勢は、到底容認する事はできない。


加茂川清掃活動。

昨日、クリーンアップ加茂川2011が約250人のボランティアが参加して開催され、川の中のゴミや繁殖した藻を刈り取り、加茂川の美化活動に汗を流した。

私も県が用意した胴長を履いて川の中に入り、堆積したヘドロと格闘しながら藻を刈り取ったが、所によっては水位が腰の辺りまであり、思いの外大変な作業であった。

上流に行くにつれ、水の透明度も増し、ボラの群れが数多く見られ、確実に水質が向上していると実感したが、下流域の水質は、ヘドロの量とも比例して多くの課題を感じさせた。

川に入り、改めてまちを眺めると、川の出入りも簡単には出来ず、まちと川が構造的に遮断されているのが良く分かる。 中心地を流れる加茂川の有効活用として、人と川の距離を縮める事も、今後の課題として重要だと思った。

具体的には、要所要所に親水護岸を設ける事を提案する。 文字通り人と川の距離を近づける事で、加茂川の活用が無限大に広がり、常々特色がないと言われる米子のまち歩きの、強力な魅力となる事は間違いない。

 
プロフィール



野坂道明(のざかみちあき)
昭和32年4月9日生

議員履歴
■鳥取県議会議員(2015-)
■米子市議会議員(2006-2014)
■鳥取県西部広域行政管理組合議会(2010-2014)

学 歴
昭和45年 米子市立加茂小卒
昭和48年 米子市立第4中卒
昭和51年 烏取県立境高卒
昭和56年 帝京大学経済学部卒

経 歴
■元(財)とっとりコンベンションビューロー西部地区企画運営委員会委員長(理事)
■元(社)米子法人会青年部会副部会長
■元米子商工会議所青年部会長
■米子市消防団河崎分団員
■河崎校区自治連合会顧問
■河崎公民館運営委員会顧問
■NPO法人やまつみスポーツクラブ顧問

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