議会は陳情の継続審査と可決に二分されたが、結果的に陳情採択が上回り、私たちが主張した継続審査は否決された。 この度の陳情採択が公会堂の今後に意味するものは何なのか、私の意見を以下に述べたい。
今現在、当局が示している公会堂耐震改修の基本的な方針は、必要最小限の改修費に抑えるとし、文化財的価値を損なうような改修案が示されている。 この点に関して討論に立った賛成議員からは、当局と同じく必要最小限に止めるべきと言う意見や、逆に文化財的価値を損なわない改修にすべきと言う意見に分かれていた。
当局が言う必要最小限の意味は具体的に何か、当局は明快な答弁を避けているが、文化財的価値より改修費を抑える事を優先し、単なるハコとして公会堂を存続させると言った方が解りやすい。 公会堂の調査報告書では、文化財的価値に多くの紙面を割いているが、初から全ての判断に事業費削減が優先するならば、税金の無駄使いに過ぎない。
以上を踏まえ、今の段階での陳情採択は、当局に対し議会としてどの様なメッセージを送った事になるのだろうか。 それは言うまでも無く、現在示している改修方針に対し肯定する事に他ならない。
当局は公会堂の耐震設計予算を、23年度当初予算に盛り込むとし、今正にその予算の編成中である。 従って、今現在の耐震改修の当局方針で予算計上すると言うことであり、文化財的価値を損なわない検討など物理的に無理な話である。
陳情を採択する事は、この当局の方針を後押しする事になるのは、誰が考えても明白であろう。 陳情者や多くの団体が求めている公会堂の文化財的価値の継承は、議会の陳情採択によって掻き消された感があるが、主戦場は23年度当初予算の攻防とし、準備を進める事としたい。
今現在、当局が示している公会堂耐震改修の基本的な方針は、必要最小限の改修費に抑えるとし、文化財的価値を損なうような改修案が示されている。 この点に関して討論に立った賛成議員からは、当局と同じく必要最小限に止めるべきと言う意見や、逆に文化財的価値を損なわない改修にすべきと言う意見に分かれていた。
当局が言う必要最小限の意味は具体的に何か、当局は明快な答弁を避けているが、文化財的価値より改修費を抑える事を優先し、単なるハコとして公会堂を存続させると言った方が解りやすい。 公会堂の調査報告書では、文化財的価値に多くの紙面を割いているが、初から全ての判断に事業費削減が優先するならば、税金の無駄使いに過ぎない。
以上を踏まえ、今の段階での陳情採択は、当局に対し議会としてどの様なメッセージを送った事になるのだろうか。 それは言うまでも無く、現在示している改修方針に対し肯定する事に他ならない。
当局は公会堂の耐震設計予算を、23年度当初予算に盛り込むとし、今正にその予算の編成中である。 従って、今現在の耐震改修の当局方針で予算計上すると言うことであり、文化財的価値を損なわない検討など物理的に無理な話である。
陳情を採択する事は、この当局の方針を後押しする事になるのは、誰が考えても明白であろう。 陳情者や多くの団体が求めている公会堂の文化財的価値の継承は、議会の陳情採択によって掻き消された感があるが、主戦場は23年度当初予算の攻防とし、準備を進める事としたい。