21日の午後、衆議院本会議で解散が宣言され、12月2日公示、14日投開票の日程で衆議院選が実施される。

 

野党やマスコミ報道では、アベノミクスの失敗、閣僚の辞任隠し、長期政権への策略等々一斉に批判の声が湧き上がっている。

 

長引くデフレからの脱却を目指し、異次元の金融緩和から始まったアベノミクスの三本の矢は、放たれてから僅かに1年余りで、それ以前の失われた20年からすればスタートを切ったに過ぎない。

 

政権の目玉でもあった女性閣僚の相次ぐ辞任劇や、消費税の引き上げ延期等の想定外の要因もあったが、山積する困難な問題を突破するには大きく安定した推進力が不可欠である。

 

大義無き解散との批判を耳にするが、嘗てない大胆な政策を打ち更に推し進めていく為には、高性能のエンジンと乗り切るだけの燃料が必要で、その是非を問うのにこれ以上の大義は無いと思うのだが。